料理レシピの投稿

キャンプに欠かせないものといえば、テントとシュラフ(寝袋)だろう。夜露や風をしのぐテントと、布団の代わりとなるシュラフはアウトドアでの安眠に必要不可欠だ。今回はそのテントの仲間「シェルター」を取り上げてみたい。

 キャンプを楽しんでいるビジネスパーソンならマイテントをお持ちだと思う。一般的にテントとは、天井や壁、そして床が一体化していて、折り畳んで運べるものを指す。シェルターは、その簡易版といってもいい。よくビバーク(不時の露営)などで使われるツェルト(非常用の簡便な小型テント)と思ってもらってもいいだろう。

一人用なら数十秒で設営が可能

 シェルターはテントより軽量の素材で作られ、床部分の生地が省略されているものが多い。重い防水部分の生地を取り払い、より軽く仕上げられてる。携行性が優れているので、現在多くの人々に受け入れられているUL(ウルトラライト)ハイキングでは支持を集めている。歩く旅には最適な宿だ。

 床がない、と聞くと多くの人は「雨や虫は大丈夫なの?」と心配するが、原発でも使われているタイベックシートやバスタブ型フロア、モスキートネットと呼ばれる蚊帳を使うことにより快適に過ごすことができる。

 設営もカンタンだ。ほとんどのものは地面に拡げてコーナー部分をペグで止め、あとはシェルター内部からポール(トレッキングポールで代用できる場合も多い)で「つっかえ棒」をしてやるだけだ。サイズによってポールが1本であったり2本であったりする。一人用ならほんの数十秒で設営が可能だ。ポールの代わりに立木などを利用して、ルーフ中央部分を吊るという方法もある。これだと内部に柱がなくなるので、より快適にシェルター内で過ごせる。

 シェルターだけならタープのように使い、夜空や海を眺めながら眠ることも可能だ(関連リンク)。もし虫が気になるようならネットを中に吊せばよいのだ(関連リンク)。

ポールにトレッキングポールを代用できるシェルターも

 床がないシェルターだが、シュラフ部分は前述のタイベックシートなどを敷き、その上に断熱のマットを置くのが一般的だ。なかには超軽量のコット(折り畳み可能な簡易ベッド)を使う場合もある。コットで寝ると暑い夜でもとても快適に過ごすことができる。またテントと違って中に入る時にシューズを脱ぐ必要がない。いわゆる「土間」があるので、雨などの時も出入りが楽ちんだ。自転車の旅の時もフォールディングバイクならサイズによっては中にしまうことも可能だ。

 私が使っているシェルターは重量1キログラム以下で畳むとA4サイズの用紙よりも小さくなる。ポールもトレッキングポールで代用できるので、歩きの旅が非常に楽になる。この携行性の良さは旅の楽しさを大きく拡げてくれるのだ。軽い分遠くに楽に行くことができるし、カメラなど他のものを携行することが可能になってくる。常にクルマのトランクに入れておき、地震など災害時に持ち出して緊急時のベースキャンプにすることだってできる。ちょっととした地面があればサッと張れるし、もし歩いて遠い場所に避難する場合も軽量なので心強い。

「日本一の料理レシピサイトを目指す」(濱野斗百礼[はまのともあき]・楽天執行役員メディア事業長)――ネット通販サイト大手の楽天が、売り上げ規模で2ケタも下回るクックパッドの牙城に挑んでいる。

 楽天は昨年10月、料理レシピの投稿サイト「楽天レシピ」を開設、本格的にこの市場に参入した。およそ9カ月で、レシピ投稿数は累計約20万件(7月中旬)に達した。クックパッドの累計レシピ投稿数100万件にはまだまだ及ばないものの、1日あたり500〜1000件の投稿を集めており、「投稿数の伸びではクックパッドを上回っていると思う」と、濱野氏は追い上げに自信を見せる。

 レシピ投稿の獲得で楽天が武器にしているのが、「楽天スーパーポイント」だ。楽天ではレシピやそのレシピに対する書き込みなどの投稿に対してポイントを付与する。クックパッドが投稿者の“表現欲”のみに依存するのに対し、“実利”もプラスすることで、投稿を促進するワケだ。楽天市場で培ったポイント販促のノウハウを生かし、定期的に、ポイント付与数を増大させるなどのキャンペーンも展開し効率的にレシピを集める。