ビジネスクラス

LCCに乗る時は、今までの大手の概念を捨てるのがまずは基本。運賃に含まれるのは機内持ち込みの手荷物代(10kg以内が標準)だけ。食事や手荷物受託などのサービスは有料で、必要に応じて追加していきます。

 で、肝心の運賃ですが、エアアジアXは、羽田〜クアラルンプール片道5000円や8000円という就航記念運賃を出しています。ジェットスター航空は、成田・関空からケアンズゴールドコースト往復が2人で5万円(1人2万5000円)という激安運賃をよく出し、エアプサン関空プサン往復9900円は定番の狙い目。こうした激安バーゲン運賃を目ざとく狙うと、安さを満喫できます。

 また、エアアジアXジェットスター航空は、上級クラスも設置。フルフラットシートが主流になる前の大手のビジネスクラスくらいの快適さですが、エアアジアXのそれは羽田〜クアラルンプール往復で11万円前後。大手のJAL(成田発着)は往復27万円台ですから約3倍の差。片道だけなら5万円前後で乗れますから、少し贅沢に旅したい時には絶対オススメ。

 最後に、LCCの乗り心地ですが、十分快適、問題ありません。現地のターミナルが簡素で店や施設が少なく、駐機場から歩かないといけないなどの不便さもありますが、慣れというのは恐ろしいもので(笑)、旅しているうちに気にならなくなります。これ本当です。

一番早い列車は、北京、上海間 1300Kmの営業距離を約4時間48分で運行するということでしたが、私の乗車した列車は、約5時間30分で運行する高速鉄道でした。と言っても、高速鉄道用に設置された路線を、通常速度、300Km/h〜310Km/hの速度で、運行していました。乗車した感想としては、意外と静かだなぁと思いました。上海から南京の近くまでは、車窓からは、工場や民家が見えたが、南京から、北に進路を向けて高速鉄道は走り出すと、車窓からは、ほとんど民家などが見えなくなり、ただ、森と山が見えるだけであった。中国の霊山で有名な泰山のある泰安、山東省の省都である済南を通り、そして、北京に向かうコースである。
 過去に、江蘇省から山東省に向かって、車を運転して旅をしたことがあるが、この辺の地域は、まったく手付かずというのか、自然のままの地域もたくさんある。


 今回、新幹線が開通したことで、上海の北側を流れる大河、長江の北部も、発展していくのだろうと思った。何れにしろ、今回、北京―上海間の高速鉄道の開通で、今まで、移動が難しかった地域に、新しい交通網ができ、北京や上海の大都市と新たな交流が生まれることは、事実である。


 今日の新聞で、高速鉄道でトラブルが出たことをマスコミが報じているが、トラブルがあったとしても、今まで交通手段がほとんど無かった地域に、新しい風を吹き込んだことだけは理解できる。中国は、今、高速鉄道網を中国全土に広げようとしている。それは、中国にとって、海岸都市と内陸部との経済活動を活発化させ、地方に、海岸部からの経済を積極的に取り入れる要因になるだろう。