復興へと歩む一助

仙台市に本社を置くブロック紙河北新報社は4月上旬、報道特別写真集「巨大津波が襲った 3・11大震災」を刊行した。発生後10日間に撮影された被災地の写真約210枚を掲載。一力雅彦社長が巻頭に「未曽有の災害の大きさをいち早く伝えるとともに、東北の人々が心を一つに、復興へと歩む一助になれば」と記している。

 読者の反響は大きく、発売2週間で、すでに5度増刷。東北地方以外は注文販売で対応してきたが、「関東在住の宮城県出身者から購入希望が多く寄せられている」(同社)ため、4月21日からは東京都内の一部書店にも並べた。

 新潮社は4月13日、平成13年8月に休刊した写真週刊誌「FOCUS(フォーカス)」を週刊新潮の別冊として緊急復刊させた。16年8月の特別号以来約7年ぶりの復活で、表紙デザインも休刊前の同誌を踏襲。「一時的な措置だが、被災地の写真をより大きく見せるには最適だと判断した」(広報宣伝部)という。

 一方、4月23日発売の「闘う日本−東日本大震災1カ月の全記録」(産経新聞出版)は、カラー写真457枚に加え、ベストセラーの詩集「くじけないで」の著者、柴田トヨさん(99)が被災者にあてた詩も掲載。また、週刊誌「AERA」(朝日新聞出版)は有識者の提言集に続き、内外の写真家が被災地を撮った増刊号「東日本大震災 レンズが震えた」も刊行。「サンデー毎日」(毎日新聞社)緊急増刊も4月7日に第2号が出ており、増刊号を複数発売する例が目立つ。各誌とも販売はおおむね好調で、収益の一部を義援金にあてているのも特徴だ。

このコンサートツアーは9期メンバー・譜久村聖生田衣梨奈鞘師里保鈴木香音の4人が加入した“新生モーニング娘。”として初めてのツアーで、5月8日の昼の公演ではアンコール曲を含む全19曲を熱唱。また、同日、プロデューサー・つんく♂から第10期メンバーオーディションを開催することが発表された。

10期メンバーオーディションの開催を事前に知らされていなかった新メンバーの4人は仰天。新垣里沙に「(今の気持ちは)どう?」と聞かれ、「びっくりして言葉にならないです」(鞘師)、「(驚いて)…よく分からないんですけど…」(譜久村)、「10期…ってなんですか?」(鈴木)、「入ったばっかりなのに(10期で入ってくるメンバーたちに)教えてあげられるのかな…」(生田)とそれぞれ感想を話した。

また、MCでは道重さゆみ田中れいながフリートークを展開。『カラオケ』をテーマに田中が「私の夢は家にカラオケを造ること。将来お金持ちの人と…」と話すと、道重が「そこ、自分で(仕事を)頑張って(造る)とかじゃないんだ!?」などと同期メンバーならではの丁々発止な掛け合いで会場を沸かせた。

ほか、新メンバーが新垣のアンケートの答えを当てるゲームコーナーや先輩メンバーの第一印象などを聞く一問一答、さらに6月15日(水)に発売の「Only you」をお披露目するなど盛りだくさんの内容で行われた。