鉄筋コンクリート造りの建物

Aは, 木造の建物の所有を目的として,Bが所有する土地を期間30年の約定で賃借している。この場合,民法及び借地借家法の規定によれば,次の記述のうち正しいものはどれか。
1 期間満了前にAが鉄筋コンクリート造りの建物を無断で増築した場合,Bが遅滞なく異議を述べなければ,借地権の存続期間は,増築のときから20年となる。改

2 期間満了前に建物が滅失し,Aが再築をしない場合,期間満了の際にAが契約の請求をしても,Bが異議を述べたときは,当該契約は更新されない。

3 期間満了後Aが建物ある土地の使用を継続している場合,Bが遅滞なく異議を述べなければ,期間の定めのない借地権が設定されたものとみなされる。改

4 期間満了前に建物が火災によって滅失し,Aが木造の建物を再築することについて通知して,Bがその通知から2ヵ月以内に異議を述べなければ,借地権の存続期間は建物滅失の日から20年となる。 改

A・B・C3人の土地の共有(持分均一)に関する次の記述のうち,民法の規定及び判例によれば,誤っているものはどれか。

1 Aの反対にかかわらず,B及びCが同意して管理行為を行った場合,Aは,その費用の分担を拒むことができる。

2 Dが不法に土地を占拠した場合,Bは,Dに対し,単独で土地の明渡請求をすることができる。

3 Cが相続人なくして死亡し,特別縁故者に対する財産分与もなされない場合,Cの持分は,A及びBに帰属する。

4 Aは,特約がなければ,いつでも土地の分割を請求することができる。