暖房器具

隙間風です。「うちは新しい家だから…」とあなどることなかれ。冷気が一番入り込んでくる場所は窓、特に窓枠からです。カーテンは厚手のものを使っていますか?せっかくカーテンがあっても、暖房時に意識してキッチリと閉めないとスキマからすぐに冷気が忍び込んでしまいます。

 気になるようなら、窓枠用の断熱テープや断熱シートを活用するのもひとつのやり方。断熱シートは手軽に窓に貼れるものが増えていますが、はがす際のわずらさしさなども考慮しておきましょう。長い間貼っておくと、ノリが残ってはがすのに苦労することがあります。

 断熱テープなら、はがすわずらさしさも軽減します。もちろん、ノリをはがす手間は同じですが、面積が少なくはがしやすいという点と冷気をシャットダウンするという効果ではこちらがおススメです。

 クッション機能のついた隙間風防止テープもお手軽。100円ショップでも買えるので、試しに買って気になる部分にはってみるのも良いですね。すきま防止用のクッションを置くのも手です。置くだけで、ドアや窓などの隙間風を防いでくれるクッションです。ネコや犬などのカワイイデザインのものもありますので、置いておくだけで暖かい気持ちになります。もちろん、あまり活用していないクッションや毛布、棒状に丸めたタオルなどをカーテンの下などに置くことでも代用できますよ。

 お部屋を無駄なく暖めているかもチェックしてみましょう。暖かい空気は対流現象でお部屋の上の方に集まる性質があります。ソファーやベッドに乗ってみて天井近くのほうが暖かいと感じたら、ムダに電力を消費している可能性があります。これでは肝心の足元はいつまでたっても暖まりません。上と下、頭上と足元の温度差が5度以上開きが出てしまうと、不快に感じてしまいますし健康にも良くありません。

 そこで、上にたまってしまいがちな暖かい空気を下に送りましょう。カンタンなのは、扇風機を活用すること。上に向けて回すか、部屋の上部に置いて下に向けて空気を滞留させないようにしましょう。これで、部屋全体に暖かい空気がいきわたるようになります。電気代はせいぜい1時間1円程度。これで暖房効率をあげ、暖房の設定温度も下げられるのですから、やってみる価値はありますよ!数千円で購入できるクリップタイプなら、夏にも活用できるので便利です。

 次に、暖房器具の置き場所。ヒーターやストーブなどの暖房器具を、窓から離れた場所に置いていませんか?前述したように、暖められると空気は上に上がってしまいます。それが窓際で一気に冷えてしまい、極めて暖房効率は悪くなります。暖房器具は窓に近い場所に置いて、窓を背にして使いましょう。こうすることで、暖かい空気が冷たい空気を押し上げて空気の対流が行なわれ、効果的な暖房につながります。

 他にも、加湿器を使えば乾燥予防やインフルエンザ、風邪対策だけでなく、体感温度も上がります。晴れた日にはカーテンをあけて日の光を取り入れるように心がけるだけで、帰宅時のポカポカ感も変わりますよ。早く帰宅できる日には、お出かけ前に窓際に毛布や枕を干して出かけましょう。その日は気持ちよく眠れます。