スライダー

黒磯那須消防組合(那須塩原市)がまとめた平成22年「火災救急救助概況」によると、曜日別の火災発生件数で日曜と水曜(各10件)が突出していることが分かった。21年も日曜と水曜の発生が多かったことから、組合は注意を呼びかけるとともに、なぜ日曜と水曜が多いのか要因分析を行うという。

 組合管内の22年の火災発生件数は46件で、前年に比べ3件減少した。曜日ごとにみると、日曜と水曜に次いで多かったのが土曜の8件で、火曜は6件だった。金曜(5件)や月曜(4件)、木曜(3件)は日曜と水曜の半分以下だった。

 また、火災による死者は2人(前年比2人増)。救急の出動件数は前年より約170件増えて、約3300件に上った。火災の原因は、たき火と放火(疑いを含む)がトップで、次いでガスコンロなど。発生時間は午後2時台が最も多く、午前11時台、正午台・午後6時台の順だった。

日本野球連盟が2012年から社会人野球の最高峰、都市対抗大会の時期を約1カ月繰り上げ、7月開催とする方針を固めたことが8日、分かった。16日の理事会で正式に決まる見通し。

 都市対抗大会は02年から現行の8月下旬〜9月上旬の開催となっており、7月開催は11年ぶり。参加チーム数や12日間の日程、会場(東京ドーム)は変わらないという。
 社会人野球は都市対抗大会や秋の日本選手権など3月から11月までがシーズン。チームを持つ企業からは、選手の負担増やオフの期間が短いなど改善を求める声が上がっているという。同連盟は日本選手権の見直しなども進めており、都市対抗の開催時期変更が今後、シーズン全体の短縮にも連動するとみられる。

スライダーは、大学1年のときに習得。日本ハムダルビッシュ楽天・田中らが投げる“縦スラ”ではなく、純粋に横に滑るように変化。4度目のブルペンでは、76球中19球を投じた。沢村の持つ球種は、最速157キロの直球にカーブ、スライダー、フォークの4種類。なかでもスライダーは、剛腕ルーキーにとって実は、真っすぐの次に自信を持つ球種。プロでも通用する手応えもつかんでいる。

 この日、スライダーの球速は120キロ後半だったが、大学時代は130キロ後半をマーク。「大学のときより、スピードは変わらないけど、曲がっている」と実感している。変化が大きくなった理由は、今季から導入された統一球にある。重量は変わらず、縫い目の幅が1ミリ増え、高さは0・1ミリ減った。ミズノ社は「変化に対するデータはありません」としたが、沢村は「うまく投げれば、あれは曲がります。ピッチャーに有利」と自己分析。統一球を完全に武器として身につけた形だ。

 坂本のバットを2度も折った6日のフリー打撃登板を境に、調子は上向いている。原監督も「彼も1日1日、という気持ちで焦ることなく成長してくれている」と話し、15日の紅白戦では、先発で起用することを内定。川口コーチも「先発でやってほしい。断言は出来ないけど」とし、沢村を真っさらなマウンドに上げることを示唆。その日は内海、東野も登板するが、新人右腕の先発としての力量を測ることを優先させる考えだ。

 この日のブルペンでは、わざわざ内海と越智の間に入った。新人の剛球を間近で見た内海は「『気持ちを高めたい』と言ってきたけど、逆に崩されました」と苦笑い。第3クールからは実戦に入る。「もっと(調子を)上げていきたい」。沢村の気持ちも乗ってきた。