ソニー銀、中古住宅ローンに参入

ソニー銀行は13日、住宅ローンの対象物件に「中古マンション」を加え、中古住宅ローン分野に参入すると発表した。2010年度に実行する住宅ローン額の1割程度まで規模を拡大し、将来的には新築分野と同規模の融資獲得を見込む。これまでの住宅ローンは、本人の居住用の新築物件の購入と住宅の新築・増改築、他の金融機関からの借り換えを対象にしていた。今回、「中古マンション」を追加することで多様な住宅資金ニーズに応え、新規の顧客獲得を狙う。

 融資金額は500万円以上1億円以下で、融資期間は1年以上35年以下。変動金利と固定金利がある。取扱手数料は4万2000円で、保証料は不要という。1万円以上1円単位で、一部繰り上げ返済と一括返済が可能だ。中古分野への進出などにより、13年3月までに、住宅ローンの融資残高(10年6月末時点で約5600億円)を1兆円に拡大させる計画だ。